一般社団法人ワンライフプロジェクト

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じいちゃんを思い出して

僕は 今日の朗読会を聞いてじいちゃんを思い出した

僕が5年生の時 僕のじいちゃんも死んでしまった
一緒にお風呂に入ってて 急にうつぶせになって 苦しそうにしてて
病院へお母さんが連れて行って でも じいちゃんは死んでしまった

葬式では みんな泣いていた
僕は じいちゃんの葬式でお別れの手紙を読んだ
その時 急に悲しくなって 本当にお別れなんだと思った

じいちゃんは僕が学校から帰ると
「今日も楽しかったか?」ときいてくれた
「うん 楽しかった」と答えると 「そうか 仲良くせやんぞ」ってニコニコして頭をなでてくれた

楽しくなかった日も 「うん」って答えた
でも 「けんかば してきたっちゃろ」と 笑って言った
そして その後必ず お菓子をくれた

なんでばれるのかなと思った

その時はわからなかったけど 今はわかる
じいちゃんは 僕が赤ちゃんの時から一緒に住んでいたから
僕の心の中が見えていたんだ

僕が心から笑っていると ニコニコしてくれた
僕が心で泣いていると 慰めてくれた

今日 朗読を聞いて じいちゃんを思い出して涙が出た

これからは 学校から帰ったら じいちゃんの仏壇に「ただいま」を言おう
そして 生きてくれてた時みたいに報告をしよう

たったひとつの命だから 
僕も人の心を元気にできる大人になりたい