たったひとつの命だから
彼のほんの少し後ろをついていきたい
いつも穏やかで 少しだけ笑みを浮かべて 私の話を聞いてくれる彼
困った事がおきたら 一緒に考えて 一緒に解決してくれる
同じ年なのに頼りになる彼
ほんの少し抜けたところがあって トレーナーを後ろ前に着ていたりする
お出掛けして 車の渋滞を避けようとして反対方向に走っていた事もある
パスタはお箸で食べる
スニーカーより下駄が好き
「この国に生まれたからには 純和風に生きるんだ!」
とか言いながら食べ物で一番好きなのはチーズだ
ある日、喧嘩をした。
とても些細な事だった。3日間、連絡を取り合わなかった。
でも、無理。私には彼と離れるなんて無理。
いて当たり前の存在、一緒にいるのが当たり前だと思ってた。
この当たり前が、本当は凄く尊いことで、奇跡なのだ
可愛げのない私 謝るのが苦手でなかなか素直になれない
ごめんね、の一言で彼の腕に飛び込むなんて出来ない
とびきり優しい人なので、ごめんがなくても私のワガママを許してくれた
彼は宇宙みたいな人
私はその宇宙を見上げて 今日は東に、明日は西に 自由にウロウロするだけ
私の夢は 彼が仕事に打ち込めるように 家庭を守ること
仕事も家事も半分ずつって友達は言うけれど 私は家事は私がやる
彼には、おうちでは王様でいてもらいたい
私は私 彼は彼
違っているからこそ365日一緒にいれるのだろうと思う
違っている事は悪くない
昨日、プロポーズをしてくれた
どんな時でも彼についていく
彼のたったひとつの命と
私のたったひとつの命が
足しても引いてもひとつであるような
そんな夫婦を目指します
二人でたったひとつの命だから
福岡県・25歳女性