一般社団法人ワンライフプロジェクト

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少し休んでください

お母さんへ
いつも私や弟のお世話をしてくれてありがとう。
ご飯を作ってくれたり、お買い物に連れて行ってくれたり、おそうじしてくれたり
お母さんは、いつも、私達のために、大いそがしですね。

朝早く起きなきゃいけない。みんなのご飯を作らなきゃいけない。
家のそうじはやっておかなきゃいけない。
私や弟が学校へ行ったら今度は、お母さんは仕事に行かなきゃいけない。
どれだけ、お母さんは大変なんだろうって、考えてみた。

それでも、お風呂の中で、私の話を聞いてくれて、お休みの日はいっしょに遊んでくれて。
夜おそくお父さんが帰ったら、今度はお父さんにご飯をあたためて出して、お茶わんあらってからねてる。
ぜったいにお母さんは、時間が足りていないと思う。
あんまり寝ていないんじゃないかな。お母さん、病気にならないかな。

時々、広島のおばあちゃんちに車で行って、様子を見てくるけど、みんなの事、本当に考えているんだなぁと思う。

わたしの友達が遊びにきたら、おもしろい事をたくさん言ってわらわせてくれる。
いいお母さんでうらやましいって言ってくれる。わたしのじまんのお母さん。

だからね、お願いなの。
お母さんも、テレビ見たり、たまには、朝ごはんもなっとうご飯だけでいいし、
せんたくものをたたむのは、わたしの仕事にのこしてていいから、少し、休んでください。

学校で、命のろうどく会を聞いて 11歳でなくなった女の子の話やお父さんがなくなった話が心に残っています。
なんで、元気だった人が死んでしまったんだろうって考えました。
そして、それは、だれにも分からないんだと初めて知りました。
どんなに元気な人でも死んでしまうことがあるんだって。
それから、わたしは友達と今日もいっしょに遊べてよかったぁと思えるようになりました。
そして、お母さんが死んでしまったらどうなるのかなと思って、友達とも話しました。
それは、悲しいというだけじゃないよ。
わたしは、こわいです。お母さんは、いつまでもいっしょにいてもらいたい人です。
ご飯を作ってくれるからじゃないよ。遊んでくれるからじゃないよ。だいすきだからです。

わたしは、お母さんみたいな、お母さんになりたいです。
お母さんにもらったたったひとつの命だから。

ワンライフプロジェクトさんへ
命の朗読会に来てくださりありがとうございました。なみだががまんできなくて、泣いてしまいました。
また来年も来てください。そして、心のプレゼントをもってきてください。
よろしくおねがいします。