一般社団法人ワンライフプロジェクト

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福岡県立明善高校さんでの朗読会

福岡県立明善高校さんでの朗読会でした。

18時から本番という事で、小学生スタッフ・中学生スタッフも一緒に行ってきました。

子供達が、いろんな事をやってくれるようになってきました。

パワポのチェックをしてくれています。

頼もしい限りです。

さて、担当の松藤先生とは、2006年からお付き合いさせていただいています。

2006年7月から約1年半、久留米のドリームスFMさんで、メッセージを紹介していただいたのですが、その番組を楽しみにされていたそうです。

土曜日の朝の番組でした。毎週、カセットテープに録音していました。

『聴きながら泣きました』という声が沢山あがりました。反響がとても大きかったです。

当時のパーソナリティーの岩坂浩子さんは、今回お邪魔した明善高校を卒業しておられます。

当日は、松藤先生が、阿吽の呼吸でリハーサルを行わせてくださって

そのおかげで、本番は90分の長丁場でしたが、スムーズに終えることが出来ました。

90分という朗読会を行ったことはあまりなく、真ん中でエイカちゃんが書いた詩とイラストを紹介し、

そして、エイカちゃんの話を10分くらい語らせてもらいました。

やっぱり泣いてしまいます。

彼女とは、たった2回しか会ったことないのに、私の分身のような存在なのです。

彼女の話は、どの話をしても泣いてしまいます。

終わって、その場で感想もいただきました。

ご自身の弟さんが、白血病と闘い、そして亡くなったと話されました。

大切な恋人や家族を亡くされた方の気持ちに共感しましたと。

沢山の感想をいただきましたが、その一部をご紹介します。

◆1年生

エイカさんのお話を聞いて、病気になったことを悲しむことなく『私で良かった』と、言えるのは本当に勇気のいることだし、誰かの幸せを心から願っているんだなと伝わりました。

朗読のメッセージの中では、恋人を失ったお話がとても印象的でした。

その人にとって彼氏さんは誰よりも何よりも大切で大好きな存在で、そんな人とのデートの中、突然起こった悲劇で頭の中が真っ白だったと思うし、理解した時はすごく悲しくて悔しかったはずです。彼氏さんは、最期まで彼女さんの事を守り続けて、その咄嗟の判断でハンドルを傾けたのだなと思いました。そんな彼氏さんの最期を見て彼女さんが喜べるはずもありませんし、置いていかれたと思ってしまうのも痛い程わかりました。ただ、その答えで前を向いて歩んで行こうという決断を出した彼女さんは、本当に強いと思うし尊敬します。天国にいる彼氏さんも安心していると思います。

私は『たったひとつの命だから』を聞いて、今までずっと当たり前のように一緒にいた人達が一瞬にしていなくなってしまう事もあると知って、今以上に家族にも周りの人にも感謝の気持ちを言葉で伝えていこうと思いました。

◆1年生

今日は、いろんな人の話を聞いてとても感動しました。

特に私の心に残ったお話は、自殺した女性の話です。私は、人生をどうやって続けるのか分からない。自分が成人している姿も見えません。

本当に人生を諦めて、これから何をすればいいのか困って『自殺しよう』って何回も考えました。

でも、今日のお話を聞いて『親より早く死んだらいけない』という言葉に、お父さんがいつも言ってる言葉だ!と、思って涙がいつの間にか出ていました。

本当に今日は来ていただきありがとうございました。

図書室で『たったひとつの命だから』を読んでみようと思っています。

◆2年生

今日の朗読会で、この世にはいろんな人がいて、その分のいろんな生き方があることを知りました。

病気と闘う人・大切な人を亡くした人・親からの愛を受けられなかった人。

でも、その全ての人に共通しているのは、一生懸命生きている一つの命だということです。

僕は、これまで悩んだり、立ち止まったりしたこともあったけど、周りの大人や友人に支えられて、今も生きています。

たまにん、苦手な人もいるけれど、みんな同じ命として生きていきたいです。

◆3年生

命について、再び考える機会になりました。

自分の好きに生きていくことも大切だし、他者に思いやりを持つ事も大切だと思いました。

人間は幸せを求める。そして感情がある。そのせいでトラブルを運で辛くなることもある。

そんな時に、心を支えるものがあればいいと思いました。

人は、痛みを知ることで人に優しくなれる。僕はしんどい思いをした事があったので、人に優しくなれた。

辛かったことだけど、よかった部分でもある。

◆4年生

今日の朗読会を聞いて、とても共感しました。

最初の方にお話された闘病中の男の子の話を聞いて、自分の一番下の弟の事を思い出しました。

自分の弟も白血病で闘病していたのでとても身に染みる話で、三兄弟の一番下のその弟は、私が高1の時に亡くなってしまったので、恋人や家族を亡くされた方々の話も共感し、考えさせられる内容でした。

私自身も、約4年ほどの引きこもり歴があったので、最後の引きこもり歴7年の方の話は、頭に残っています。

手を挙げて、感想を言った時、少し声が震えてしまっていたので、あまり多く気持ちを伝えられませんでした。この感想文でも気持ちを整理出来ず書ききれていません。

ただ、とても為になる話をしてくださりありがとうございました。

   ~以上

明善高校定時制の皆さん、大変お世話になりました。

こちらこそ、ありがとうございました。

学校から真っすぐ来た中学生が、原稿を学校に置き忘れるというミスがあり、急遽印刷をさせてもらいました。

この失敗は、次に活かします。

助けていただきありがとうございました。

帰りは土砂降りになりました。

でも、車まで傘を差して一緒に走って下さいました。

お別れの時「愛してるよ~~」のコールをいただいたのは、初めてでした。

何から何まで、感謝感謝の一日でした。