一般社団法人ワンライフプロジェクト

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最後のメールの一文

私の祖母が亡くなったのは一年程前のことです。亡くなる半年程前からメールを始めた祖母とは2ヶ月に1回ぐらいメールを送り合い、携帯に慣れない祖母からはたまに空メールが届きました。そんな祖母との最後のメールは入社直前の3月末「研修中にまたメールするね」と送ったきり、祖母は私の研修最終日に亡くなりました。なぜメールをしてあげられなかったんだろう…と悔やむ思いで向かったお通夜の席で、母に見せられたのは、祖母が生涯最後に送ったメールでした。最近体調があまり良くないこと、母が風邪をひいていないかということ、そして最後の一文は「あの子はどうしているのかな?」私のことを心配してくれていました。きっと一生忘れることのできない、祖母から私への最後の言葉です。たったひとつの命だから、大切な人をちゃんと大切にできる自分でありたいと思います。